相次ぐ天気誤表示に見るNHK無用論

 NHK高知放送局は13日、平日の夕方に放送している高知県内ニュース番組の天気コーナーで、県西部の「晴れ」「雨」などを示す天気記号を、4年前から誤って表示していたと明らかにした。

翌日の天気予報を伝える際、本来県東部に表示されるべき天気記号を西部のものとして表示していた。東部の天気記号や、降水確率、気温の表示に誤りはなかったというが、約4年間、東部と西部が同一の天気表示だったことになる。

同放送局は、高知地方気象台から送られるデータを画面に表示する装置の設定を2010年に変更した際に入力ミスがあった、と説明している。

名古屋放送局が長野市の降水確率を誤表示していたことを受け、全国の各放送局が誤表示の有無を調査していた。〔共同〕

 

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK13008_T10C14A4000000/

 

うそを表示するという公共放送にあるまじき不祥事。

 

このことは会長ら経営陣が公共性・不偏不党という放送の存立理念を無視する私見を乱発して放送内容をゆがめる異常事態と密接にリンクしているNHKそのものの存続にかかわる大問題である。

籾井NHK会長、「慰安婦発言」視聴者におわび

 

こちらについても会長が改めるべきなのは慰安婦に限定するものではなく、政府の意向のみに沿った戦中の大本営発表的な御用報道(これは由々しき問題だが、民放がこぞっておこなっているだけに視聴者からの料金で運営しているNHKこそがその防波堤となって政府にとって不利な情報も開示して国民の側に立たねばならない)に傾こうという姿勢こそが問題。

 

記事にはないが、経営委員の辞表を事前に提出させるという異常な行動を「どこでもやっていること」と談じて、多くの人に誤解や間違った認識を与えるという社会的犯罪行為も見逃せるものではない。

 

これらのことから見てもゆくゆくほとぼりが冷めた頃に番組内容が変質して、本営発表的な御用報道で洗脳する太平洋戦争の二の舞となることは必定だ。

 

視聴者としては監視の目を決して弱めるべきではなく、このような不適格者の群れを選んだ政権に鉄槌を加えることなくして事を収束させてはならないのだ。

 

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